ぽーちゃんの おはなし






みいちゃんは、引っ越したばかりの女の子。

まだ友達が居ません。

どこへ行く時もお母さんと一緒です。

「あら?あの鳩、指がない」と言いました。

見ると公園の鳩の中に、一羽、びっこなのがいます。

片方の足にあるはずの4本の指がないのです。

「こんな足じゃ長生きできないね。」

そう言いながら、お母さんは今買ったドーナッツをちぎって鳩にあげました。



次の日からみいちゃんは毎日おやつを持って公園に出かけました。

鳩と一緒に食べるのです。初めてのお友達です。

名前も「ぽーちゃん」とつけました。



春です。みいちゃんは今年ぴかぴかの一年生。

友達もいっぱいできて、うれしくてうれしくて、

いつの間にかぽーちゃんの事をすっかり忘れていました。

そんなある日、お母さんが言いました。

「あの鳩、元気かね。」

みいちゃんは大変だと思いました。

飛び立つのが下手なぽーちゃんは、自分で餌を探せるでしょうか。

いいえ、もう猫に食べられちゃったかもしれません。

急いでパンくずを持って公園に行きました。

いつも通り、鳩が遊んでいます。

でも、その中にぽーちゃんは居ません。

「やっぱりもう死んじゃったんだ。」

みいちゃんは泣きたくなりました。

それからまた何日かして、お母さんと公園のそばを通った時

「あっ!ぽーちゃんだ!」

今日はみいちゃんが大声をあげました。

居ました。指のない鳩がゆっくりこちらへ来ます。

「お母さん何かちょうだい。」

お母さんは今買ったばかりのパンをみいちゃんに渡しました。

ぽーちゃんはみいちゃんの手からおいしそうにパンを食べています。

「きっと誰かが餌をあげてたのね。」とお母さん

「優しい人が居るんだな。」

そう思うと、みいちゃんはとっても暖かな気持ちになりました。

それからずっと、みいちゃんとぽーちゃんは一番の仲良しです。



おしまい。







母がいつの間にか書いてたお話しです
10年前には既にあったような。
ちなみに実話です(゚Д゚)
主人公のみいちゃんは幼稚園〜小学1年の私です(゚Д゚;)
ぽーちゃんと遊んだのは覚えてるけど

私ってそんなキャラだっけ?(゚ロ゚;)




>+●パタリ